いまのように漫然と人文学的知が利用されている状況を変えたい。 本が売れない、活字が読まれないという状況が何年も続いている。それは、社会がもはや欲望とか帝国とかいった理念を共有せずに細分化を重ねていった結果のようにも思える。本の形をとらなくて…
物語は古今東西どこにでもある現象である。あるできごとやものの由来、そして顛末についての知識を共有することは、共同体にとって不可欠な事柄だ。そうした知識を確かにし、共同体の在り方が安定することにより、物語自体を楽しむ、という生活様式が生まれ…
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