マツノヤひと・もよう学研究所

独断と臆見による人文学研究と時評

2020-05-25から1日間の記事一覧

研究方針:神話学と錬金術、あるいは家電の説明書はなぜ長く読みづらいか

現在わたしが取り組んでいる研究を端的に言えば、「西洋錬金術と道教煉丹術、および日本神話の比較と、その言語的表象の研究」である。 ここ半年の実験的な原稿から、やっとこさ何か成果ができそうになった。基本的には以下の記事を膨らませたものである。ど…

理想の文化‐文法事典

ことばが具象的な表象から抽象的な表現に移行する過程を、一冊の本にまとめてみたい。 神話上の神格や怪物が、卑俗な昔話、迷信を経由して、日常的な科学知識や現象に移行する過程は、文法の大衆化、文語から口語への選好の変化と軌を一にする。長いスパンの…